雪が降ったら走る!雪上ランに必要なギアは?

2018年は1月20日に「大寒(だいかん)」を迎え、暦の上でも一年で最も寒い季節が到来しています。1月17日から2月3日までは冬がピークを迎える「冬土用」であり、それが過ぎれば2月4日の「立春」をもって春の兆しが訪れることとなります。

まさに暦の動きに呼応するように、1月22日の本日は全国的に雪や雨。月末に向けて冷え込む日が続く模様です。

僕が現在滞在している広島県北部も例外ではなく雪化粧で、15センチくらいはしっかり積もりました。ここ数日は雪が続きそうですし、峠を越えて島根県に入ればさらにドカドカと降っていることでしょう。

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雪だからこそ走る

雪が降ると家に篭ってしまうランナー方も多いかもしれませんが、僕は雪だと一層走りたくなります。なぜならそれは、コンクリート文明によって埋め尽くされることとなった人工的な道路が、雪に覆われてしまった途端、そこには野性味溢れる自然の力が優位に立った道に変貌するからです。

それは僕にとってはいつものロードランがトレイルランに変貌するといった感じで、環境さえ整っていればロードなど走らなくても良いと思っている僕としては最高の天気と言えます。

雪上ランを覚えたのは北海道・ニセコ

ニセコのシンボル羊蹄山(Mt Yotei)

僕が雪の上を走ることになったのは元々は必要に迫られたからで、それは北海道の豪雪地帯であり世界有数のパウダースノーを誇るニセコで働いている時でした。

大した距離でもないのにガソリンを使った乗り物に乗るのが嫌だった僕は、滞在先から職場までの3kmほどの道のりを最初はボツボツ歩いていたのですが、どうせだったら走ろうと思い立って、通勤ランをすることにしました。

すると、パウダースノーを踏みしめて、後方にスプレーを巻き上げながら走るのがとても爽快で、冬特有の清涼な空気を胸いっぱいに吸い込みながらの通勤ランは最高の気分転換となりました。そのうち10kmほど離れたスーパーにも走って行くようになり、春になって道路から雪が無くなった時にはだいぶ走力がアップしていたのを覚えています。

雪上ランに必要なギア

シューズ

正直のところ雪が少なかったり、除雪車の入っている道ではどんな靴でも構わないと思います。地下足袋で走っても問題ありません。ただし、積雪量や雪質次第ではそれに合ったシューズがあると、とても便利です。

現在僕は防水でもないトレランシューズ、ALTRAのローンピーク2.0で雪道を走っていますが、暖かい日の雪道や、湿雪、春などはやはり靴が濡れます。

長時間長距離を走る場合はこれはあまり快適ではないですが、走っている間は個人的にはやり過ごすことができます。

この日の装備。ALTRA「ローンピーク2.0」にSEA TO SUMMIT「アルパインゲイター」。誰も踏んでない雪はまだ乾いていましたが、車道の轍付近はバシャバシャで濡れました。

走り終わったらストーブでしっかり靴が乾かせる環境やタイミングなら良いものの、また明日も走りたい、とか、僕のように通勤ランで帰りも走らないとならなかった場合は、やはり靴を濡らしたくありません。

(乾雪の場合も靴にまとわりついているだけの時は良いものの、走り終わって室内に入った時に、取りきれない分が溶けて靴を湿らせてしまいます。これは軽度で済む場合も多いですが)

そんな時にゴアテックスのシューズは便利です。現在は北国在住ではありませんし、履きつぶしてしまったので処分しましたが、北海道ではサロモンの「スピードクロス 4 GTX」を愛用していました。

ゴアテックスは防水性があるので靴を濡らす心配もないし、防風性のおかげで足を冷えから防いでくれ、その透湿性のおかげで自らの汗で靴を蒸らすこともない。雪国にはぴったりの機能と言えると思います。

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ですので、がっつり雪が降るエリアなら僕はゴアテックスなどの防水透湿素材のシューズをお勧めしますし、たまに雪が降るくらいならいつものシューズでも良いのではと思います。

なんだかんだ北海道でも普通のシューズで雪の上を走る人も多いので、個々人のライフスタイルや生活環境、走る頻度や慣れなんかとの相談になると思いますが。

ゲイター

防水のシューズを履いても雪がくるぶし以上積もってしまったら、結局靴の中に雪は侵入してきてしまいますから意味がありません。むしろ一度内部から濡れてしまったら、防水のシューズより、メッシュの通常のシューズの方が乾きやすいでしょう。

それなりに積雪があって除雪の入っていない道を走る場合、僕はゲイターを装着します。ランニング用のくるぶしまでのゲイターは泥や雨の侵入を防ぐには良いかもしれませんが、雪の場合はレインウェアの上から被せるように着けて、ウェアの裾がずりあがってこないようにしないと深い雪には対応できないと思います。なので、僕は一般的な膝下のタイプをお勧めします。

かといってあまり生地の硬いゲイターだと快適なランニングにならないので、僕は比較的ソフトなSEA TO SUMMITの「アルパインゲイター」を使っています。走りも爽快ですし、防水透湿素材のe-ventを採用しているので快適です。

ただし、土踏まずの下をベルトで通す仕組みになっているので、それなりにソールの凹凸の大きいものの方が良いです。その点、サロモンの「スピードクロス 4 GTX」はピッタリで、足裏のベルトが走りに全く干渉しません。一方、アルトラのようなフラットなソールのシューズでは時々ベルトが気になります。

ウェア

レインウェアは必須というわけではありませんが、降雪時は服についた雪が体温で溶けて濡れてしまうので、上下着ている方が良いです。

雨と違ってそんなに高いスペックのウェアでなくても不快感はないので、トレラン用に作られた薄っぺらいレインウェアがあれば、雪も風も基本的には防げます。僕が使っているのはサロモンの「BONATTI WP ジャケット」です。

ベースレイヤーにこのぺらぺらのジャケットだけで、案外寒くありません。ミッドレイヤーを着ると汗だくで後悔しますが、これは個人差もあるでしょう。

また、降ってなくても雪が深ければレインパンツとゲイターで。寒くなければ短パンにゲイターというのもアリですが、ちょっとゴワゴワします。

忘れてはいけないのは目立つ色のウェアを着るということ。車道脇を走ることも多いと思いますが、雪道の時、そして視界の悪い時は特にドライバーの皆様はいつもより緊張感のある運転をしています。そんな時に気づきづらい格好で走っていると、ドライバーの注意が行くのが遅くなって事故を誘発してしまうかもしれません。決して上下白のウェアで走ってはいけません。

その他

気温が低いと手はとにかく痛いので手袋は必須です。ぐっと冷えると耳も痛いのでニット帽は被っておいて損はないです。気温によってはレインウェアのフードだけでも良いと思います。

スキーやスノーボードではバラクラバ(目出し帽)やネックウォーマーで首元から頬までを守るのが一般的ですが、よっぽど気温が落ち込まない場合は必要にはならないと思います。レインウェアのジップをしっかり上まで閉めれば風は大方防げます。しかしよっぽど寒い時は何回かバラクラバを被った記憶があります。

また、晴れの雪上ランの時にはサングラスは必須です。晴天時には照り返しであっという間に雪目になりますのでお忘れなく。

雪上ランの効能

走力アップ

雪上ランでは常に柔らかい地面を捉えて走りますので、砂浜を走る時のようにいつも以上の負荷を筋肉に与えることができます。おまけに足を蹴り出すたびに少し後方に滑り、推進力を奪われてなかなか前に進みませんので同じ道を走ってもいつも以上のトレーニングになります。

足への衝撃緩和

そして、ふかふかの地面のおかげで、トレイルを走る時のように足への衝撃を軽減することができます。トレランはサンドバックを殴るようなもの。ロードはアスファルトを殴るもの。そのように考えている僕にとってはロードをあまり長く走るのは体に良くないと思っているので、これはとてもありがたい要素です。

フォーム修正

凍結路面を歩くときに踵から着地するとステンとひっくり返りますよね。雪上ランでは滑りやすい路面に対応するために自然と足の中足部から爪先での着地になるので、ランニングフォームの修正に役立つと思います。

ランニングの名著『Born to Run』にある通り踵からの着地は怪我の原因になります。怪我と無縁になれば、私たちはどこまでも走り続けることができるでしょう。

それでは快適な雪上ランを楽しみましょう!

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百姓2.0/自給リスト(自足に限らず);野菜、米、塩、味噌、建築、トイレ、経済、国家、獣肉(拾い物)、書籍、映像、音楽 etc /自著『旅をふりかえる旅』https://amzn.to/2Wb1mNs、『下らない生き方』https://amzn.to/2ZEjgKf /
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