太平洋ゴミベルトに浮かぶプラスチックゴミは少なくとも7万9千トン

Pixabayより

海に流れ出たゴミは遥か彼方で消えてなくなってしまう、、、わけではもちろんありません。それらは海流に乗って遥か遠くまで運ばれていきます。東日本大震災のゴミが遥かアメリカに漂着するように。

サイエンティフィック・レポートに掲載された最新の研究によると、太平洋上はカリフォルニアからハワイの間の160万km2の海域に漂うプラスチックゴミは少なくとも7万9千トンに及ぶとのことで、過去の研究の16倍の数値を示しています。

それらのゴミの3/4は5cm以上の大きさで、そのうち少なくとも46%が漁網。今話題のマイクロプラスチックは全体の8%を占めているそうです。

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海はプラスチックのゴミ溜めになっている

現在の世界の年間プラスチック消費量は3.2億トンに到達するまでになっていますが、リサイクルも焼却もされなかったプラスチックは埋め立てか、海を含めた自然界への投棄になるわけで、さらにはプラスチック化された漁業資材が故意と不意に関わらず海をさまよっています。

海に流れ出たプラスチックは岸に到達するものあり、太陽などに分解されて細かくなるものあり、浮力を失って沈むものあり、そして、沖に流れ出て還流に入ってしまうものあり。

この太平洋上の還流に入ってしまうプラスチックゴミが非常に多いそうなのです。そしてそれらは北太平洋のゴミ集積地とも言える、「太平洋ゴミベルト」へ流れていきます。

太平洋ゴミベルトに溢れるプラスチック

太平洋ゴミベルトには黒潮に乗って運ばれたアジア諸国のゴミが大量に流れ込みます。この研究で調査においてもプラスチックゴミが海洋ゴミの99%を占めるという恐ろしい数字が。

このエリアに漂うプラスチックゴミの総数は1.8兆個にも及び、その重量は前述したとおり少なくとも7万9千トン。

マイクロプラスチック(この調査においては0.05~0.5cm)はそのうち1.7兆個とも推定されています。

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この研究では太平洋ゴミベルト上のプラスチックゴミのうち、文字が記載されていて言語が特定できるもの386個発見されているそうですが、そのうちの1/3が中国語、他の1/3は日本語だったそうです。

実際、2011年の東日本大震災の津波によって4500万トンの瓦礫が海洋上に流れ出ていることからも、図らずも日本は海のプラスチック汚染に大きく貢献してしまっています。

プラスチックゴミは海の至る所へ

あくまでもこの研究が示している数字は、太平洋ゴミベルトに漂って「浮いているプラスチックゴミ」だけの話ですから、沈んでしまっているものや、海岸に漂着しているものについては含まれていません。

マイクロプラスチックにおいても0.05cm以下のものについては対象外ですし、小さいゴミほどプラごみの総数が多いことから推察するに、極小サイズのプラスチックはもう無限にあると言っても言い過ぎではないのかもしれません。

一般市民の生活にプラスチックがあふれ出したのは戦後。それから約70年。気づいた頃には海はプラスチックまみれになってしまったようです。人に対する健康被害は研究段階ですが、少なくとも野生動物はプラスチックを飲み込んだり、釣り糸に絡まったりして命を落としています。

求められる脱プラスチックの動き

現時点で取り返しのつく段階なのか否かすらもわからない海洋プラスチック汚染ですが、幸か不幸か、今、世界中のメディアで取り上げられていて、脱プラスチックの動きが加速しています。植物性の生分解するプラスチックは近年珍しくなくなってきました。

日本は四方を海で囲まれ、その豊かさによって成り立っているとも言える国。あんなに美味しい魚や塩の安全が脅かされているのが現状です。これらの安全を守ることが真の国防と言えないでしょうか?

使い捨てのプラスチックの消費を控えること、
プラスチック製品ではなく天然素材の製品を選ぶようにすること、
プラスチックゴミは適切に処理すること、
今あるプラスチック製品は大事に使うこと、

脱プラスチックはこれからのトレンドになっていかなくてはなりません。少なくとも欧米諸国は動きが早い。それはオーガニック食品の浸透度とも似ているかもしれません。

そうするとオーガニックがそうであるように日本では出遅れることになるのでしょうか?そうならないことを期待すると同時に、日本が世界に誇ると言われる技術力を、こういったところで発揮して欲しいとせつに願っています。

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百姓2.0/自給リスト(自足に限らず);野菜、米、塩、味噌、建築、トイレ、経済、国家、獣肉(拾い物)、書籍、映像、音楽 etc /自著『旅をふりかえる旅』https://amzn.to/2Wb1mNs、『下らない生き方』https://amzn.to/2ZEjgKf /
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